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コミュニケーションとしての英文ライティングを再考する

 

プロの翻訳家によるものを含め、和文英訳の結果として生まれる英文は実は英語としての体を成していないことが多い。その原因は二つではないか。ひとつは、英米の語学検定機関が英語ができるかの判定基準としているディスコース(複数のメッセージを「つなぎ」、英語として通る「ひとまとまり」の言葉にするスキル)に対する認識不足。もうひとつは、コミュニケーション能力を言い出したDell Hymesが指摘している、言い回しが「一般的か否か」という見地からの妥当性 (appropriateness) を検証する姿勢の欠如だ。前段については竹島問題に対する外務省の英文、後段については3.11当時の官邸発表を例として取り上げ、問題の所在を確認していきたい。

 

 

講演者略歴

 

日向清人

 

父親のロンドン転勤に伴い現地の幼稚園に入ったのを皮切りに英語とのつきあいは50年以上。その後、シンガポール、エクアドルなど初等教育の大半を英語で受けた。大学卒業後、フリーの英語通訳・翻訳を経て桝田江尻法律事務所(現西村あさひ法律事務所)で法律文書の翻訳に携わり、英系投資銀行ならびに米系証券会社での翻訳業務に従事した後独立し、約10年間外資系金融機関を顧客とする翻訳会社を運営。その傍ら慶応義塾大学で非常勤講師としてビジネス英語を教えるようになり、現在に至る。

 

NHKラジオ「ビジネス英会話」の講師やケンブリッジ英検の試験委員(スピーキング担当)を務めた経験もある。『経済・ビジネス英語2万語辞典』(日本経済新聞出版社)、『ビギナーのための法律英語』『ビギナーのための経済英語』(慶応義塾大学出版会)、『即戦力がつくビジネス英会話』『即戦力がつく英文ライティング』(DHC)等多数。

 

日時:21日(土)14:45

 

部屋:608

 

 
 
 
 
 
 

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