異言語の森を探索する:インターネットから直接学ぶ、辞書に載らない言葉の技

歴史や文化に色濃く染まった文学作品とはことなり、たとえば医薬などの科学技術を伝える文書は全世界のすべての言語に翻訳可能でなければならないはず。とは言うものの、これはたやすいことではありません。なにせ科学技術というものは、範囲も複雑さも広がり続けて止まるところを知らないからです。すべてを網羅する用語集など望むらくもないのだから、技術翻訳を職業とするひとには、それぞれの分野のなじみのない術語に対する適応力が求められます。ここで演者から提案、新しいことを学ぶなら、同時に二言語で学習してはいかがでしょう?

今やインターネットのおかげで入手が可能となった、ほぼ同様の内容について異なる言語で書かれたさまざまな文書は、言葉の発見を楽しみ、かゆいところに手の届く翻訳のテクニックを手に入れるにはうってつけのはず。今回の講演では、技術翻訳全般にあてはまるヒントとなるよう、ウィキペディアの記載をはじめ、一般向けの医薬品の説明書や報道向けの広報文など、簡単に手にはいるネット上のさまざまな実例を集めてお話をしたいとおもいます。

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