Hideaki Maruoka

NAATI(英→日・日→英)、ATA(英→日)認定翻訳者、NAATI(英→日)認定会議通訳者。中→日翻訳者。クイーンズランド大学通訳翻訳修士課程(MAJIT)非常勤講師。慶應義塾大学法学部卒業。クイーンズランド大学通訳翻訳修士課程修了。M&W Language Solutions代表。日本翻訳者協会(JAT)前会長。台湾において10年間勤務した後、2007年にオーストラリアへ移住。クイーンズランド州ブリスベン在住。

Sessions

日本における国際的な子の奪取とハーグ条約に基づく返還援助申請

「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」は、国境を越えた子どもの不法な連れ去りや留置をめぐる紛争に対応するための国際的な枠組みであり、日本は、2014年になってようやく同条約に署名しました。

子の返還援助申請は一方の国の中央当局から他方の国の中央当局に対して書面でなされるため、添付書類を含む膨大な量の翻訳作業が伴い、翻訳作業は、申請書類だけでなく、法令の関連条文や裁判関連の文書にまで及ぶことがあります。

このセッションでは、ハーグ条約の法理や、国際法や家族法の分野での翻訳に役立つ用語について紹介するとともに、日本とオーストラリアで...

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