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モノつくり技術からみた先端医療と生物医学研究 -自然治癒力を介して病気を治す再生医療を中心としてー
再生医療とは、体本来のもつ自然治癒力を高める先端医療の一つです。この自然治癒力の基である細胞の増殖、分化(成熟して生物機能をもつこと)能力を高めることで、再生医療が可能となります。生体組織は細胞とその周辺環境からなっています。周辺環境を説明するために、細胞をからだに例えてみます。いかに丈夫なからだでも、家や食べ物がなければ弱ってしまう。細胞でも同じです。家や食べ物などの周辺環境を細胞に作り与え、その能力を高めることが必要となります。
再生医療は再生治療と再生研究(次世代の先端治療を科学的に支える細胞研究や創薬研究)からなっています。例えば、体内で細胞能力を高めることができれば再生治療が、体外で能力を高めれば再生研究が実現できます。本講演では、細胞能力を高めるために必要不可欠なモノつくり技術の重要性と必要性について議論したい。
対象:日英翻訳者・英日翻訳者、出版翻訳者、通訳者、工学、薬学、医歯獣医学専門分野、製薬・メディカル企業、バイオ分野を考えている企業