渡邉 ユカリ

渡邉 ユカリ

英日翻訳者。愛知県立大学外国語学部卒。ホテル勤務、メーカーでの貿易事務職、社内翻訳者を経て2011年にフリーランスへ転向。主な翻訳分野は契約書等のリーガル文書。訳書にジョエル・レビー著『A CURIOUS HISTORY 数学大百科』、ヘンリー・ブライトン著『人工知能グラフィックガイド』(浅野ユカリ名義)他。金城学院大学非常勤講師。

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翻訳の価値・魅力を効果的に伝えるためのSNSマーケティング

今や、一般の人が業務で外国語を使う場面で機械翻訳が頻繁に使われています。精度が上がったと言われる機械翻訳の出力を見て、「結構良い訳が出るしこれで事足りる」と思う人は多く、いずれ翻訳の外注はゼロになるだろうとすら思う人もいます。ChatGPTに代表される生成AIも登場し、翻訳業への影響も議論されています。将来、翻訳者のニーズは本当になくなってしまうのでしょうか。翻訳者は機械翻訳の精度を確認するだけのチェック要員としてしか生き残る術はないのでしょうか。 私はそんなことはないと思っています。人間の言語活動は機械翻訳が得意とするような字面訳ですべて伝えきれるほど単純なものではないからです。翻訳はもっと複雑なものです。まだまだ人間の翻訳者でなければ訳せない文章は世の中にたくさんあります。しかし、機械翻訳に比べて人間の翻訳は高価で、時間もかかります。そこをあえて人手による翻訳を選んでもらうために...

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