豊田 憲子

豊田 憲子

HALライティングカレッジ https://hal-writingcollege.jp 代表。英日日英翻訳者。

外資系企業勤務を経てフリーランス翻訳者35年超。論理的批判的思考を軸に主に論文翻訳や企業内レポート翻訳に携わる。翻訳以外に日本語草案作成などのコンサルティング業務も。

後進指導として翻訳学校指導歴25年。個人研究会歴15年超でプロ翻訳者を50名以上育成。社内翻訳者育成にも携わり広く人材教育に従事。

【登壇歴】

「IJET-25」(日本翻訳者協会)、「第29回翻訳祭」(日本翻訳連盟)、「JITF2021」(日本会議通訳者協会)、

「第31回翻訳祭」(日本翻訳連盟)。

【近年の執筆】

『翻訳事典2019-2020』(アルク社)、『Ameria』2022年5月号、『Ameria』2022年11月号(アメリア・ネットワーク)など。

Sessions

「翻訳の可視性」を多角的に考える―論理的批判的能力と社会的責任

「翻訳の可視性」について、登壇者は論理的批判的能力と社会的視点のふたつの側面から発表します。 機械翻訳ツールに続いて昨年からAIチャットツールが次々に公開されています。「今や英語を勉強しなくても翻訳には困らない」と多くの人が口にしますが、AIツールがあれば翻訳関連業務は不要でしょうか。翻訳を勉強する必要も依頼する必要もないでしょうか。 こうした疑問について、登壇者はAI利用が広がる時代だからこそ人間翻訳が必要であると予想します。特に、人間だけが持ちうる「論理能力と批判能力」こそ重要というエビデンスを授業で取り上げた素材から集めています。 そのサンプルを紹介しつつ、AIが社会の枠組を根底から変えかねない時代においてどういう視点で翻訳という仕事に取り組むとよいのか、ヒントを提案します。 さらに、「言葉の奥にある本質を見極めることが翻訳のコアである」と社会に向けて積極的に発信活動する意義に...

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