IJET-33 (2025年 5月9~11日)
Session
医療通訳制度と教育
国際臨床医学会(ICM)が2016年に設立され、2019年にICM認定医療通訳士制度の運用を開始し、翌春より年1回認定するようになりました。英語と中国語の医療通訳士認定は経過措置の実務者認定期間が終了し、現在では厚生労働省の医療通訳育成カリキュラム基準を満たした講座を修了し、指定3団体いずれかの医療通訳試験に合格することが主な要件です。
医療通訳や医療英会話といっても、立場によって必要なアプローチが異なってきます。
自身が日本医療教育財団の医療通訳技能認定試験(専門)の合格者としてICM認定を取得し、日本医療通訳アカデミーの上記カリキュラム準拠講座、栄養士養成大学、九州通訳・翻訳者・ガイド協会および医療従事者に個人レッスンで教えている立場から、医療通訳試験対策、医療従事者の医療英会話、英語通訳案内士の危機管理としての医療通訳それぞれの取り組みについて紹介します。