「おらおらでしとりえぐも」 〜人間の心模様を言葉にする〜

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2026年9月5日 午後 1時00分

人工知能 (AI) は、人間が営むあらゆる活動分野でデータの処理および活用能力を飛躍的に向上させてきた。しかし、翻訳の分野においては、テキストが内包する文脈や微妙なニュアンス、さらには感情の機微を十分に伝えられる水準には未だ達しておらず、今後もその域に到達しない可能性がある。

それはなぜだろうか。言語の本質には、今や広く利用されているこのツールの価値に疑問を投げかける、何らかの要素が潜んでいるのだろうか。

長年にわたり異文化のはざまで作家・翻訳家・演出家として活躍してきたロジャー・パルバース氏は、AIがチェスや卓球で人間を凌駕したように、翻訳の分野でもいつの日か人間を超える日は来るのかと問いかけ、自らの豊富な経験と知見に基づく考察を展開する。

AIの手が届かない言語の領域は存在するのだろうか。人間の心の奥底にまで到達するような、飛躍的進歩 (クアンタム・リープ) は果たしてあり得るのか。

本講演では、言語を「生きられた経験」や記憶、感情の表出として、また人と人とのつながりを紡ぐ存在として捉えながら、単なるデータ処理の枠組みには落とし込めないその本質に迫る。

Speakers

Roger Pulvers

Keynote speaker