鳩間 崇
韓国語を仕事にしたい一心で、社会人2年目に通訳スクールの門をたたきました。その後、さらに学びを深めようと2014年にソウル外国語大学院大学校通訳翻訳大学院に進学し、韓日翻訳科修士過程を修了しました。在学中にスマホアプリ/ウェブサイト/契約書などの翻訳、そして企業視察などの通訳を経験。2017年に日本へ完全帰国し、人材派遣や医療事務に2年ほど従事した後に退職。2020年からウェブトゥーン(韓国発の縦スクロール形式電子コミック)の翻訳に携わるようになり、翌年の2021年からはゲーム翻訳も手がけています。
IJET-33 Sessions:
フキダシの翻訳で生計を立てられるまで
2020年にウェブトゥーン翻訳のトライアルを受ける機会に恵まれたことをきっかけに、フリーランス翻訳者として活動を開始しました。ウェブトゥーンは韓国発祥の縦スクロール形式で読める電子コミックで、日本でも2010年代以降から定着してきました。ウェブトゥーン翻訳は、登場人物の口調の設定やローカライズ、文字にない前後の絵から文脈を読み取る技術や、文字量が制限されるフキダシなど様々なことを考慮して訳さなければなりません。この講演では、ウェブトゥーン翻訳で重要となる下準備や実務プロセスを中心に、品質アップにつながる実践的な工夫をお話しします。
講演内容の一部抜粋
・担当している案件の紹介
・翻訳案件の受注から納品までの流れ
・ウェブトゥーン翻訳の実務的準備と段取り
・案件を受注するための取り組み
・日本語文法やウェブトゥーン/マンガ翻訳の勉強方法
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