Takeshi Miyahara

Takeshi Miyahara

Sprachgetriebe Consulting代表。Sony EMCSや三菱重工業などの企業で社内通翻訳者の経験を積む。そして母校の広島経済大学で留学生アドバイザーとしての専門知識を培った後、2019年に独立。以前同僚だった通翻訳者や同業者交流イベント等で知り合った通翻訳者とチームを組み、太陽光発電、精密機器、広告、人材、観光、会計、入管など多岐にわたる分野で英独⇄日の翻訳通訳コンサルサービスを提供している。目下の関心事は地元企業のサポート。最近は自らも積極的に現場通訳にでるほか、コピーライティングや展示会出展・国内輸入サポート等まで活動の幅を広げている。元JAT理事(2019/7-2023/6)。多言語翻訳分科会(JATOTH)委員長。

IJET-33 Sessions:
+αの強みで考え、拡げる通訳翻訳業 ~英日+ドイツ語という三本軸から見えてくる面白さと可能性~

Sessions

+αの強みで考え、拡げる通訳翻訳業 ~英日+ドイツ語という三本軸から見えてくる面白さと可能性~

グローバル化が進む中、機械翻訳の発達・普及に伴い、かねてあった元原文から英語にしたうえでの多言語展開案件はさらに増えています。新たな機械翻訳ツール等が台頭する中、DeepLの進化・急進はいまだ衰えることなく特にドイツ国内では根強い人気を誇ります。ドイツ語と英語は、言語学上同じゲルマン語派に属するだけあって同じつづりの単語も多く、その親和性の高さから多言語展開用の原文を用意する際はMTPEが使用されることも少なくありません。その一方で、ドイツ語はその文法から複雑な文章構造を取ることも多く、また、数多くの意味を有する単語もあって、念入りに編集された場合を除いて意外な間違いが作業用原文(英語)に介在することも指摘されています。この講演では、ドイツ語⇒英語翻訳がされた原文を使って日本語翻訳をする場合におさえておきたいポイント、機械的に翻訳せず原文のメッセージを汲み取った人ならではの翻訳提案を...

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